なんとなく今回はあとがき別記です。これからもこの形になるかどうかは分かりません。

 もともとは『禁断の若奥様』(笑)のはずだった作品ですが申し訳ありません。私には難題でした。
そこでこういう形にある意味逃げたのですがどうでしょう?
 と、ここで既に嘘を一つついているのですね。最初からこういう作品を書くつもりでした。
いやね。本当に『禁断の若奥様』を書こうとすると18禁を書いてしまいそうだったので。
仮にもここはよい子が来るWebPageなのでそれはいけませんね。いや、Surparaって一つでも
18禁があると「18禁」マークがつくでしょう? 現在登録するつもりはないんですけど、
どうもそのときに後遺症が未だに残っているという。

 ここいらで真面目に作品解説です。実は掲示板に原案をカキコしたときのも言ったように、
あれ以上書けるのか自分でも不安でした。でも思ったより書けたちょっと安堵感。
相変わらずの短編なのに何を言っているのやら俺。
 内容は……ここをご覧になっている方は分かっているでしょう。読んでない奴は出ていけ。
原案では何も後のことを考えていなかったのです。結局、栽培している花なんてどーでも
良くなってしまいました。所詮俺は極端な自然を廃する都会っ子よ。
レス下さった皆様には落胆させてしまったのでしょうか。うう……掲示板のカキコの時点で
『禁断の若奥様』ではないと理解してくださったはずだ。そうだ、そうに違いない!
……とお客様に強要するのは「うぇぶますたあ」として間違った姿勢です。

 ところで原案から進んだ段階では、完成品の後にもう二つシーンがありました。対龍衣戦の前夜に
彩朱を止めるべきだとする儀堂と豹絶の争い。もう一つは静嵐混沌開放直後、豹絶と彩朱の変化を
見て「彩朱を俺のものに出来るのではないか」と邪心に支配された儀堂が野望に燃える話です。
前者は決戦前に戦うかいな、彩朱の「私は何と言われようとも行くわ」の一言で決まりそうだ。
後者は……完成品の最後が区切りよく爽やかに切れてしまったため蛇足に思えて書きませんでした。

 自分の作品一覧を見て思ったこと。「俺はこんなに多くギャグを書いていたのだろうか?」
まあそれもあるけど。多くの作品に「主題」が存在しないことに愕然とします。
反響のあった『豪角刃』『別離』はある程度の主題が存在しますが、その他の作品は
漫然と書いていることがバレバレですね。宝貝(と欠陥)を考えて悦に入っているようでは
駄目だということをようやく悟ったかもしれません。
 今回の主題は「リクエスト」によるもの。次からは自分で考えないといけませんね。ぬう。

 そういえば今回の話、本編の記述と衝突するんですけど……気にしませんよね?
今までさんざ人様の小説に「原作はどうした」とケチつけておいてこれか。